第54回 日本書芸院教養講座 開講

「前二・三世紀における書体の変遷―隷書の発生とその定型化―」
跡見学園女子大学文学部教授
横田恭三先生

日時 令和5年2月26日(日)
   午前11時
会場 リーガロイヤルホテル
   三階ロイヤルホール
対象 日本書芸院会員限定

定時総会の日に合わせて毎年2月に開催される、会員の教養と見識を高めることを目的としたこの講座。今回は横田恭三先生をお招きして開催することができました。感染症対策のため例年より席数を減らし、520席での実施となりました。

教養部長の尾西正成常務理事を司会に、まずは教養部担当の中村伸夫副理事長による開会挨拶がありました。
続いて、横田恭三先生による講演が始まりました。書体の変遷、行書や草書の生まれ変わりについて、様々なスライド画像を用いて行われ、参加者たちは集中して聞き入りました。

1時間半にわたる講演もあっという間に過ぎ、最後に尾西正成常務理事の閉会の挨拶で終了しました。

なお、この講座の模様は日本書芸院の会報190号に掲載しています。

横田恭三先生

第19回手書き文字ばんざい!参加者募集中

書道を通して手書きの楽しさを体験してもらう「手書き文字ばんざい!」、令和5年(2023年)の第19回大会の参加者を募集中です。

日時 令和5年10月14日(土)午後1時~午後4時
会場 OMMビル2階「C」ホール(大阪市中央区大手前1-7-31)

今回の詳細はこちらをご覧ください

お申し込みはお問い合わせよりお願いいたします。「お問い合わせ内容」欄に下記必要事項を入力してください。

 ・参加代表者様のお名前、郵便番号、ご住所、お電話番号
 (代表者様あてに参加者全員の参加券を郵送します。)
 ・参加される方全員のお名前と学年
 (成人の場合は一般としてください。)

お申し込みの締め切りは10月5日(木)
人数を制限していますのでお申込みが上限になりましたら締切日前でもお断りする場合がございます。

 

 

第28回全日本高校・大学生書道展 審査結果発表

出品点数809点増の8,807点
大賞57点を決定
最優秀校に大分高等学校と大東文化大学

出品総数8,807点から大賞57点はじめ入賞作品962点を決定しました。団体1位の最優秀校には高校の部は大分高等学校、大学の部は大東文化大学が選ばれました。

展覧会は原田の森ギャラリーで
大阪市立美術館が改修工事で3年間使用できないため、今回は原田の森ギャラリー(兵庫県立美術館王子分館)に会場を移して8月23日(水)~27日(日)の5日間、大賞・展賞・優秀賞の入賞作品を展示します。

VR高大展も開催
展覧会場を360度カメラで撮影しインターネット上に公開します。
公開は8月23日(水)以降です。当サイトをご確認ください。

授賞式・祝賀パーティーを開催
8月27日(日)ホテルオークラ神戸で授賞式及び祝賀パーティーを開催します。(ご関係の皆様には別途ご案内いたします。)

展覧会及び授賞式の開催について(PDFファイル)

出品総数 8,807点

<種別>
●第1種(2×8、2.6×6、4×4尺)5,952点
●第2種(2.4×5尺、全紙・聯落)2,486点
●第3種(1×1.3尺、篆刻)369点
<高校・大学別>
●高校生5,693点
●大学生3,114点(短大や専門学校等、高校生以外は全て大学生に含みます)
<多数出品都道府県>
1 .東京都1,208点、2.京都府971点、3.和歌山県822点、4.岩手県619点、5.福岡県430点、6.兵庫県429点、7.鹿児島県408点、8.千葉県403点、9.奈良県398点、10.徳島県357点

審査

日時 令和5年7月17日(月・祝)
会場 マイドームおおさか1階(大阪市中央区)

審査員(敬称略・50音順)
黒田 賢一 日本書芸院 最高顧問
高木 厚人 日本書芸院 副理事長
髙木 聖雨 読売書法会 最高顧問
土橋 靖子 日本書芸院 理事長
中村 伸夫 日本書芸院 副理事長
星  弘道 読売書法会 最高顧問
真神 巍堂 日本書芸院 名誉顧問
三村竜太郎 読売新聞大阪本社 執行役員事業本部長
山田  隆 読売新聞東京本社 執行役員事業局長
山本 悠雲 日本書芸院 副理事長
吉川美恵子 日本書芸院 副理事長

審査結果(個人賞)
全日本高校・大学生書道展大賞 57点

全日本高校・大学生書道展賞 278点
優秀賞 627点
準優秀作品 2,384点
優良作品 5,461点

大賞受賞者名簿(PDFファイル)
展賞受賞者名簿(PDFファイル)
優秀賞受賞者名簿(PDFファイル)

審査結果(団体賞・高等学校の部)
最優秀校 大分高等学校(大分)
第2位 明誠学院高等学校(岡山)
第3位 岩手県立盛岡第四高等学校(岩手)
第4位 奈良県立桜井高等学校(奈良)
第5位 開智高等学校(和歌山)
第6位 東福岡高等学校(福岡)
第7位 千葉県立国府台高等学校(千葉)
第7位 和歌山県立和歌山北高等学校(和歌山)
第9位 徳島県立名西高等学校(徳島)
第10位 盛岡市立高等学校(岩手)
※第7位が同点2校となりました。

審査結果(団体賞・大学の部)
最優秀校 大東文化大学(東京)
第2位 四国大学(徳島)
第3位 京都橘大学(京都)
第3位 帝京大学(東京)
第5位 立命館大学(京都)
第6位 奈良教育大学(奈良)
第7位 岐阜女子大学(岐阜)
第8位 京都教育大学(京都)
第9位 花園大学(京都)
第10位 大阪教育大学(大阪)
※第3位が同点2校となりました。

審査結果の概要(PDFファイル)
賞状・賞品、作品返却、成績証明書について(PDFファイル)


主催
公益社団法人日本書芸院・読売新聞社

協力
㈱あかしや ㈱一休園 ㈱カタナヤ蒼頡菴 ㈱久保田号 ㈱クリモト ㈱呉竹 ㈱賛交社 ㈲松魁堂 ㈱松楳園 ㈱松林堂 書遊天山 ㈱雪江堂大阪 ㈱高山草月堂 ㈱天義堂 ㈱平助筆復古堂 ㈱墨運堂 ㈲みなせ筆本舗 ㈱静観堂 東洋額装㈱

第78回日本書芸院展 魁星作家コーナー出品者募集

日本書芸院展(役員展)の特別企画として定着し、来春の第78回展で20回目を迎えます魁星作家コーナーの出品者を募集します。
次代を担う実力ある若手作家の発掘・育成のため、役員にこだわることなく、広く日本書芸院の若手の会員全員を対象に選抜オーディションを実施します。
日本書芸院の全員で50歳以下であれば、どなたでも応募できます。また、自薦他薦は問いませんので、各会派からのご推薦も併せてよろしくお願い申し上げます。奮ってご応募・ご推薦ください。お待ちしております。

詳しくはこちらをご覧ください。

 

 

会報190号(令和5年6月号)発刊

特報
榎倉香邨遺墨展ーあくがれへの旅路 香邨の求めた書
♦第54回 日本書芸院教養講座
第77回 日本書芸院展

ご報告
〇1月文書理事会・定時総会後理事会・新役員及び役職者について
〇第77回日本書芸院展 三月審査会(入賞者一覧・史邑賞・大賞作品掲載)
〇日本の書道文化をユネスコ無形文化遺産に
〇岡田契雪先生を偲んで
〇平松紫雲先生を偲んで

ご案内
〇第78回 日本書芸院展魁星作家コーナー出品者募集
〇第28回 全日本高校・大学生書道展
〇第18回 全日本小学生・中学生書道紙上展
〇第19回 手書き文字ばんざい!
〇広報紙「書くよろこび」無料配布について
〇全国シルバー書道展
〇自然災害等で被災された会員の皆様へ会費免除及び見舞金支給について
〇第73回全国小・中学生作文コンクールの募集案内(読売新聞社主催)

ほかにも免許交付規定や、既刊図書・DVDの販売など各種ご案内等を掲載しています。    

第36回 滋賀展(2023年4月)開催

開催名
第36回 滋賀展
開催期間
令和5年4月28日(金)~4月30日(日)
開催場所
大津市歴史博物館
出品点数
178点
入場者数
639名
最高年齢
男性99歳 女性95歳

事業概要
平素はご理解ご支援を賜りまして厚く御礼申し上げます。今回の滋賀展はゴールデンウイーク前半の会期でしたが、初日の4月28日は晴天に恵まれました。30日は朝の内は小雨ながら、午後から晴れ間が見えました。コロナ禍も緩み県内外から多くの参観者を得ました。また、この歴史博物館は高台に位置しているため、琵琶湖を一望できる見晴らしの良い会場としても知られ、大窓のあるホワイエのソファに腰をかけてのんびりと過ごすシルバーの方も多く見受けました。3日間で639名の来場を数え、会場は終始熱気に包まれました。
滋賀展の特徴について、博物館2階のA室をシルバー展の作品会場として陳列しました。出品者の内、男性最高齢者の99歳の方を含む90歳代の男女13名の作品は、元気そのもので、しっかりとした線で書かれていました。また、自作の歌も多く書かれて豊かな人生を書と共に齢を重ねられておられる姿を作品から、垣間見ることが出来ました。
今後とも本展の更なる充実発展を期して、貴台のお力を切に賜り、どうか今後とも倍旧のご支援を何卒よろしくお願い申し上げて、簡単ながら報告に替えさせていただきます。

事業の感想
大型連休の初日4月29日にお伺いました。会場の大津市歴史博物館は絶好の地にあります。琵琶湖が美しく眺めるのです。今回も入場する前に絶景を堪能してから2階会場に向かいました。
178作品が美しく整然と陳列され多くの方々が、ご自分の作品やお知り合いの作品を尋ねつつ熱心に鑑賞されていました。どの作も力作そろいでありますが最高年齢99歳(男性)のお作品は何とも言えぬ味わい深さがあり、関心しました。
(常務理事 足立光嶽 福祉生涯学習部副部長)

第77回日本書芸院展 開会

「伝統と創意」第77回日本書芸院展が4月26日(水)から大阪市北区の大阪国際会議場(グランキューブ大阪)で始まりました。26日には、4年ぶりの実施となった開会式・テープカットや、元文化庁長官の青柳正規先生による記念講演会「書の力」も開催し、大変多くの方にご来場いただきました。会期中には出品者によるギャラリートークや列品解説会(いずれも参加無料・申込不要)、子どもたちとの対話型鑑賞会(申込終了)、誰でも気軽に書道体験ができる「街なか書道体験」も実施しますので、是非ご来場ください。4月30日(日)まで。 詳しくはこちら。

「VR日本書芸院展」も同時公開しています。VR展はトップページからご覧ください。