基本理念「伝統と創意」
昭和21年(1946)11月創立。翌22年(1947)5月社団法人の認可を受け、令和8年(2026)には創立80周年を迎えます。
公益法人制度改革により、平成22年(2010)6月、内閣府から公益社団法人の認定を受けました。
現在、北海道から沖縄まで全国に約9千人の会員を擁する我国屈指の書道団体です。
会員相互の共励琢磨による「書」の本質的研究を通して、我国文化の継承・振興・発展のために活動しています。
会員中より文化勲章受章者4名(故 村上三島、故 杉岡華邨、故 髙木聖鶴、井茂圭洞)、文化功労者(故 安東聖空、故 日比野五鳳、故 古谷蒼韻、故 日比野光鳳、尾崎邑鵬、黒田賢一)、日本藝術院会員(故 安東聖空、故 日比野五鳳、故 村上三島、故 杉岡華邨、故 古谷蒼韻、故 日比野光鳳、井茂圭洞、黒田賢一、土橋靖子)をはじめ、日本藝術院賞受賞者32名、日展や読売書法展など全国規模の大公募展の役員・審査員をつとめる著名な書道芸術家を多数輩出しています。
新進作家の育成にも努め、日展ほか全国有名展では入賞・入選を続々と送り出し、実力者の多いことでも書道界随一です。
小学生からシルバーまで全世代を網羅する書道展や、一般の方々が興味を持てる企画展、各種の講習会・講演会を開催、書の啓蒙と普及、後進の育成に尽力するとともに地域の生涯学習にも寄与しています。
日本書芸院の主な事業(展覧会・審査会・講習会)
- 日本書芸院展(役員展)
- 作品審査会(公募審査含む)
- 特別企画展・海外展
- 全日本小学生・中学生書道紙上展
- 全日本高校・大学生書道展
- 全国シルバー書道展
- 記念講演会
- 教養講座
- 「手書き文字ばんざい!」文字・活字文化の日記念イベント
書に関する図書、機関誌会報や会員名簿の刊行に加え、平成18年(2006)には広報紙「書くよろこび」を創刊し、全国に向けて書の楽しさ素晴らしさを発信しています。
日本書芸院の主な事業(出版)
- DVDの発行(「日本書芸院66年の歩み」「伝統と創意―筆先に込める思い」)
- 作品集・特別展図録の発行
- 研究誌「書写・書道を考える」や記念誌「日本書芸院の歩み」の発行
- 会員向けの機関紙「会報」の発行
- 無料の広報紙「書くよろこび」の発行
「日本の書道をユネスコ無形文化遺産に」
日本の書道をユネスコ無形文化遺産に登録するため、公益財団法人全国書美術振興会、公益社団法人全日本書道連盟とともに、「日本書道ユネスコ登録推進協議会」を発足し、登録実現に向けて取り組んでいます。
令和3年8月26日に設立された「日本書道文化協会」(国の登録無形文化財「書道」の保持団体)にも賛助会員として参加しています。
「書写書道教育の推進」
書写書道教育の充実に向け、その実態調査や先進校、先進地区での取り組みの研究、書写書道教育活性化のための支援活動などを行い、全国組織である「書写・書道教育推進協議会」にも賛同団体として参加し、連携して活動しています。
積極的な国際交流も展開し、「書」の振興・発展の為にまい進しています。
今後も更なる充実を目指すとともに、本院の理念とする「伝統と創意」を次の世代に引き継いでまいります。