展覧会・審査会

開催報告① 5/7㈬「未来へつなぐ日本の書~空・海・時を超えて~」

オールジャパンのを世界のSHODO

大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に合わせて、伝統文化と最新のデジタル技術を組み合わせ、まったく新しい書道体験をお届けすることで、日本が誇る伝統文化である書道を世界に発信し、書道を通じて多様ないのちや未来について考えるきっかけとなり、世界中の人々との心の交流が生まれることを願い、開催いたしました。5日間という短い会期ではありましたが、世代や国籍を問わず、連日大勢の方にご来場いただき、延べ25,000名を超える大盛況となりました。

会期 2025年5月7日(水)-11日(日) 5日間
時間 10:00-19:00 *最終日は16:00まで
会場 EXPOメッセ「WASSE」*大阪・関西万博会場内
主催 公益社団法人日本書芸院、読売新聞社
特別協力 日本書道文化協会
協賛 東洋額装㈱ ㈱佐久間太熈堂 ㈱究美堂 ㈱呉竹 ㈲跋渉堂 仿古堂 ㈱墨運堂 石津文浦堂 ㈱静観堂 玉木楽山堂 富島運輸㈱ 中井清英堂表具店 ㈱日本製墨書遊 ㈱原汲古堂 福井素鳳堂 ㈱平助筆復古堂 ㈱前川墨香堂 山中表具店 若松日峰堂 ㈱湯山春峰堂 ㈱あかしや 上尾松島堂 ㈱一休園 一心堂㈱ ㈱因州屋 ㈱栄豊齋 ㈲菊屋商店 きくや筆本舗㈱ 協和貿易㈱ ㈱玉蘭堂 玉林堂 ㈱久保田号 ㈱クリモト ㈱研洋堂 甲州雨畑硯峯硯堂本舗 ゴールデン文具 ㈱こきん ㈱賛交社 ㈲松魁堂 松寿堂 ㈱祥碩堂 ㈱松楳園 ㈱松林堂 書画用品専門店彩 新花月堂㈱ 青雲堂 ㈱雪江堂大阪 太興紙業㈱ ㈱高山草月堂 ㈱谷口文栄堂 津久間紙店 南松園 栢美 ㈲栢菅美術料紙研究所 筆庵 ㈲表現社 ㈱平安堂 ㈱宝研堂 丸石製紙㈱ ㈲みなせ筆本舗 大和太幹堂 龍枝堂㈱


5月7日(水) 初日の様子をご紹介します。

◆開会式(10:00~)
日本を代表する書家の超大作が並び、特大ビジョンに迫力の映像が映し出される会場で、開会式が行われました。(司会:馬場尚子アナウンサー)

 

 

【主催者挨拶】
土橋靖子 日本藝術院会員、日本書芸院理事長
村岡彰敏 読売新聞グループ本社取締役副社長、読売新聞東京本社代表取締役社長 
【ご来賓祝辞】
宮田亮平 氏 前文化庁長官、文化功労者、日本藝術院会員、日展理事長
島谷弘幸 氏 独立行政法人国立文化財機構理事長、皇居三の丸尚蔵館館長
児玉大輔 氏 文化庁参事官(生活文化創造担当)
【主なご来賓紹介】
塩谷立 氏 元文部科学大臣、書道国会議員連盟会長
盛山正仁 氏 前文部科学大臣
関芳弘 氏 衆議院議員、書道国会議員連盟事務局長
田中壮一郎 氏 日本書道文化協会特別顧問
富田淳 氏 九州国立博物館館長
名児耶明 氏 一般財団法人筆の里振興事業団理事
吉野亨 氏 文化庁文化財調査官(生活文化創造担当)
百留康隆 氏 毎日新聞社大阪事業本部長
伊藤富博 氏 産経新聞社事業本部エグゼクティブプロデューサー
髙木聖雨 氏 文化功労者、日本藝術院会員、日本書道文化協会副会長
星弘道 氏 日本藝術院会員、日本書道文化協会副会長
【主な主催者紹介】
田中隆之 読売新聞大阪本社代表取締役社長
井茂圭洞 文化勲章受章者、文化功労者、日本藝術院会員、日本書芸院最高顧問
黒田賢一 文化功労者、日本藝術院会員、日本書芸院最高顧問
【祝電披露】
関芳弘 氏 衆議院議員、書道国会議員連盟事務局長
【テープカット】

写真左から、土橋靖子、島谷弘幸 氏、児玉大輔 氏、田中隆之、村岡彰敏、井茂圭洞、宮田亮平 氏、黒田賢一、髙木聖雨 氏、星弘道 氏

◆書家による席上揮毫会(10:40~)
開会式に続いて、土橋靖子理事長、田中徹夫常務理事、中村伸夫副理事長(揮毫順)による席上揮毫会が行われました。
張り詰めた空気のなか、多くの方々が作品が出来あがる過程を見守りました。
作品に込めた想いなどの解説もあり、とても貴重な機会となりました。

【土橋靖子 理事長】
 

 

【田中徹夫 常務理事】
 

 

【中村伸夫 副理事長】
 

 

揮毫後の作品は会場内に展示されました。

◆日本の代表作家展
文化勲章受章者や文化功労者、日本藝術院会員など日本を代表する書家たちによる大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」にちなんだ作品を展示。
日本書道文化協会の協力により日本書芸院だけではない「日本の代表作家」590名による多彩な作品が並びました。

 

◆和室展示
日本の伝統的な生活空間である和室と坪庭を会場内に再現し、掛け軸や屏風など日本の伝統的な住まいとともに生きてきた「書」の役割や美しさや静かな力、日本人の美意識や精神性を体感していただきました。

 

◆小学生・中学生・高校生・大学生の作品展示
日本書芸院主催の「第19回全日本小学生・中学生書道紙上展」「第29回全日本高校・大学生書道展」(いずれも2024年開催)から、小中学生45点、高大生21点の優秀作品を展示。大人顔負けの力作が並びました。

 

◆特大ビジョン「雅VISION」(みやびじょん)

◆エア書道体験「空書招来」筆を使わず、空中で手を動かして文字を書くという、まったく新しい書道の体験コーナー。
特別なカメラが、書く人の腕や手の動きを正確に記録し、その動きを映像に変えてくれます。書いた文字は空中に浮かんで見えるので、まるで宙に筆で「書」を書いているような不思議な体験を多くの人たちが楽しんでくださいました。

この技術は、リハビリや教育の分野でも役立つ可能性があり、新しい未来社会の姿を描く大阪・関西万博にふさわしい、まさに「未来の書道体験」の場となりました。

◆ゴーグル体験「筆舞幻影」

◆対話型鑑賞会(15:00~15:40)池田毓仁常務理事の司会のもと、伊藤仙游常務理事、森上光月常務理事が自身の陳列作品について、参加者と対話・解説しながら鑑賞しました。

◆ワークショップ(10:30~)(13:00~)(16:00~)
うちわ、タンブラー、絵馬、金蒔絵風の丸盆、桜小皿、ストラップに文字を書き、手書き文字のすばらしさを体験する場としてワークショップが行われました。

◆水書にチャレンジ

◆街なか書道体験

◆職人による筆墨硯紙の製作
【墨】墨の型入れ、握り墨体験 <㈱墨運堂>

 

◇書道用品の物販