
オールジャパンの書を世界の書道へ
2025年5月7日(水)~11日(日)の5日間、大阪・関西万博(EXPOメッセ「WASSE」)にて、公益社団法人日本書芸院・読売新聞社 主催、日本書道文化協会 特別協力、「未来へつなぐ日本の書~空・海・時を超えて~」が開催されました。
期間中、会場は連日大勢の来場者で賑わい、延べ25,000名を超える方々にお越しいただき、大盛況となりました。
世代や国籍を問わず、多くの方々が日本の書の魅力に触れ、熱心に作品を鑑賞されていました。
5月10日(土) 4日目の様子をご紹介します。
◆中華人民共和国駐大阪大使級総領事 薛 剣 様 ご来場
土橋靖子理事長の案内で、会場内を廻られ、展示作品の鑑賞、エア書道体験「空書招来」、ゴーグル体験「筆舞幻影」などを体験されました。
◆書家による席上揮毫会(11:00~)
下伊豆博子理事の司会のもと、高木厚人副理事長による席上揮毫会が行われました。
一筆に込められた書家の技と想いに、来場者は息をのむように見入っていました。
揮毫終了後は、中村伸夫副理事長から、作品に込めた思いなどのインタビューや作品解説が行われ、会場全体が書の世界に引き込まれるひとときとなりました。
【高木厚人 副理事長】
◆大学生による書道パフォーマンス(11:30~)(14:00~)
四国大学の学生による書道パフォーマンスが行われました。
開始前には、田ノ岡大雄監督から、学生のパフォーマンスに込めた思いなどの解説がありました。
終了後は、土橋靖子理事長が、学生への感想を尋ねるなど、インタビューをしました。
胸を打つ圧巻のパフォーマンスに、会場全体が感動に震え、盛大な拍手が鳴り響きました。
◆対話型鑑賞会(15:00~15:40)
田ノ岡大雄評議員の司会のもと、河合鷹山常務理事、小橋流燕理事が自身の陳列作品について参加者と対話・解説しながら鑑賞しました。
【小橋流燕 理事】
【河合鷹山 常務理事】
◆ワークショップ(10:00~)(13:00~)(16:00~)
うちわ、タンブラー、絵馬、金蒔絵風の丸盆、桜小皿、ストラップに文字を書き、手書き文字のすばらしさを体験する場として、ワークショップが行われました。
◇常設展示・体験
・日本の代表作家展
(大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」にちなんだ作品を展示)・席上揮毫作品の展示
・第19回全日本小学生・中学生書道紙上展、第29回全日本高校・大学生書道展の優秀作品展示
・和室展示
・特大ビジョン「雅VISION」・ゴーグル体験「筆舞幻影」
・エア書道体験「空書招来」・水書にチャレンジ
・街なか書道体験
・職人による筆墨硯紙の製作実演「筆」
「㈱仿古堂 練り混ぜ、芯立て、衣毛巻」
・書道用品の物販