
開催名
第38回 大阪展
開催期間
令和7年5月27日(火)~6月1日(日)
会場
大阪市立美術館(地下展覧会室)天王寺ギャラリー
出品点数
760点
最高年齢
男性100歳 女性100歳
入場者数
1509名
事業概要
今回は、大阪市中央区のOMMビルから、天王寺区の大阪市立美術館に会場を戻しての開催となりました。会場はリニュアルされ、照明の明るさ、壁面の白さ、そして軸装の変化に富んだ色合い等が相まって、華やかさを感じさせる内容となりました。また、日本書道文化協会主催の「街なか書道体験」コーナーでは、展示室のブースを確保し、大きな看板を設置して、その存在を明確にしたことで好評を博し、多くの体験者が足を運ばれていました。中には海外からの挑戦者もあり、対応の方にはご苦労をおかけした部分もありました。今回の出品者は760名で、最高齢100歳の方が3名もおられ、シルバー存在をアピールするうえで貴重な出陣となりました。
事業の感想
5月末の少し肌寒さを感じる日に訪問させていただきました。リニュアルした大阪市立美術館の広々とした地下展覧会室には、760点の充実した作品が整然と陳列されていました。最高齢はともに100歳で、力強さと迫力を感じました。また、ファミリー展では、3歳の孫の手形、1歳の孫が力強く書いた線、そしておじいさん、おばあさんとの共同作品。日本書道のユネスコ登録を前に、書道文化の保護継承と。この展覧会が、その橋渡しになることを祈念して美術館を後にしました。
福祉生涯学習部部長 野田 正行 常務理事
会期中は多くの方が来場され、特に初日の会場は出品者やご家族の方々で賑わい、展示を楽しみにしておられた様子が窺われました。出品者の思いのこもった作品に心が和み、書く楽しみが伝わる展示でした。また、「街なか書道体験」コーナーでは、一心不乱に写経される方や、担当者に質問しながら楽しんで書かれている方など、とても多くの方が参加されていました。書に親しみ、楽しんでいただけるように、お声がけやご対応いただいた先生方に感謝申し上げます。書の愛好家の方々の、一助となれますように、今後も努めてまいりたいと思います。 福祉生涯学習部委員 田中 真華 評議員