
開催名
第38回 京都展
開催期間
令和7年2月28日(金)~3月2日(日)
会場
京都文化博物館 5階全館
出品点数
230点
最高年齢
男性98歳 女性96歳
入場者数
542名
事業概要
京都文化博物館での開催が恒例となりました全国シルバー書道展京都展も今年で38回を数え、今回は昨年とほぼ同数の230名の出品となりました。入場者総数は542名で、家族連れの観覧者も多く大変盛況でした。この展覧会の成功は、多くの皆さまのご尽力、多大にお力添えいただいた後援各所のお陰だと感謝申し上げます。最高年齢98歳の出品者の方をはじめ、エネルギー溢れる作品が多く、たくさんの観覧者の皆様から好評を得ました。また、日本書道文化協会主催「街なか書道体験」事業も実施し、イベントブースでは多くの来場者が「般若心経」「いろは歌」を書写するとともに、お互いの交流を深める場となり、大変有意義なイベントとなりました。シルバー世代の「書」への関心は高く、その発表の場としての本店の意義を再確認した次第です。今後もこの展覧会を通して「書」の魅力を発信できたらと願っております。来年は令和8年3月6日(金)から3月8日(日)を予定しておりますので、多くのご出品をお待ちしております。
事業の感想
初日の午前中に伺いました。天候にも恵まれ大勢の来場者でにぎわっており、シルバー世代の「元気」が会場に充満していました。作品は、いわゆる京表具で上品に仕立てられており、一つ一つの作品から品格の高さを感じることができました。最高齢は98歳の男性でしたが、とてもそのような年齢とは思えない確かな運筆で、長年の鍛錬の賜物といったところでしょうか。会場にはお孫さん連れの来場も多く、その子たちが書に興味を持ち、書文化を引き継いでくれることを願っております。「シルバー世代の書」の振興だけではなく、若い方へ書文化を広めるという意味でも、「シルバー展」の意義を感じた次第です。 福祉生涯学習部委員 田中 朴濤 評議員