
開催名
第36回 奈良展
開催期間
令和6年9月4日(水)~8日(日)
会場
奈良市美術館
出品点数
280点
最高年齢
男性94歳 女性95歳
入場者数
423名
事業概要
高齢化社会の中で、伝統文化である「書道」にさらなる生き甲斐を求め、書の研鑽に励んでおられるシルバー世代の方々のための開かれた発表の場として、開催しています。第36回展は昨年度に引き続き、「奈良市美術館」で5日間開催されました。
【出品資格】
■奈良県在住で令和6年9月現在、65歳以上の方
【作品規定】
■書作品(漢字・仮名・漢字仮名交じり・篆刻)
■規定サイズ
(半切・半切1/2・半紙半懐紙のすべて縦作品のみ)
■一人1点のみ
事業の感想
会期初日の9月4日(水)に訪問させていただきました。奈良県立美術館が改修工事のため、シルバー書道展は昨年に引き続き、ミ・ラーナ5階にある奈良市美術館での開催となりました。会場は280点もの作品がゆったりと鑑賞しやすく、また照明にも十分配慮・工夫した陳列がされていました。作品は、漢字、仮名、調和体、篆刻の各分野にわたり、半切に一行書、二行書で練度高く揮毫したものが多く観られました。その中でも最高齢(95歳)の方の作品は、とても力強くて迫力があり、魅了されました。また、半切1/2以下の作品にも工夫と練習の跡が窺われ、本展に向けて頑張ってくださる姿が目に浮かぶようでした。
作品の鑑賞にご来場された方からは「毎年、本展への出品を楽しみにしている」という声を聴くことができ、こうした発表の機会がさらに充実・発展することを願っております。
(文能霞峰 福祉生涯学習部委員)