展覧会・審査会

全国シルバー書道展

第35回 広島展(2023年1月)開催

35広島

開催名
第35回 広島展
開催期間
令和5年1月21日(土)~22日(日)
開催場所
広島県民文化センター地下展示場
出品点数
560点
入場者数
163名
最高年齢
女性99歳(3名)

事業概要
昨年は、まん延防止等重点措置が、展示当日に発表され実施を断念せざるを得ませんでした。3年ぶりのシルバー展の開催を出品者、家族、また実行委員の皆さまも待ち望んでいました。
開会と同時に大勢の方に入場いただき、批評しあう姿で会場が熱気に包まれ、祖父母と孫あるいは曾祖父母とひ孫の作品を前に笑顔する家族の姿で心が温かくなりました。最高齢3名の99歳の作品からは大変元気をいただきました。今年新たに日本書道文化協会の「街なか書道体験」のコーナーが設置され「最近ほとんど字を書かないが久しぶりに筆ペンで文字を書くことができて良かった」「写経をやってみたいと思っていた。貴重な体験ができた」と2日間で163名の方が楽しんで帰られました。今後も何とぞよろしくお願いいたします。

事業の感想
広島の書展は、1月に開催される全国シルバー書道展広島展から始まります。
展示会場は、広島駅からバス・路面電車で約10分、広島バスセンターから徒歩数分の場所に位置し、交通の便が大変良好なことから、毎年この会場で開催しています。
広島展においては、これまで毎年作品点数数千点を目標に準備を進めてきました。
しかし、コロナ禍の影響でこの書展も3年ぶり、やはり長い間の自粛で様々な活動が止まったこともあり、出展数も減少し560点の展示となりました。
作品は減少したものの、その分、壁面が少なくなった事ですっきりと見通しの良い会場に仕上がった印象です。
最高齢者99歳の作品3点をはじめとして、出品者それぞれが、思い思いの言葉を題材に書き込んだ力作が並びました。
また今回は、初めての試みである「街なか書道体験」のコーナーを穏やかな日の光が差し込むロビーに設置し、親子やご夫婦、お友達同士で、お互いにはにかみながら筆を走らせる光景に心が和むと同時に、写経を行うことで気持ちが引き締まる緊張感を感じながら、それぞれ充実した一時を過ごされたのではと感じています。
会場の近くには、原爆ドーム、平和記念公園があり、時折、外国人観光客の姿も見受けられ、「ドイツから訪れた。」と云われる方は、「旅行の最終日に貴重な体験ができた。」と大変喜ばれていたと会場担当者から聞いています。
当日は午後から広島市内において、駅伝が開催されていたにも関わらず、切れ目なく来場者が訪れ、2日間合計で約1,463人を数え、「街なか書道体験」は163人の参加あり、ますますの盛況ぶりとなりました。