
開催名
第37回 広島展
開催期間
令和7年1月11日(土)~12日(日)
会場
広島県民文化センター
出品点数
756点
最高年齢
男性97歳 女性101歳
入場者数
1259名
事業概要
高齢者の生きがいづくり、発表の場の提供などを目的とした、37回広島展は、出品数756点、その内「親と子」「祖父母と孫」などでの家族展に80点の出品がありました。
又、受付横に設えた「街なか書道体験コーナー」にも”みんなで楽しく”と参加者が集い、会期中、会場は家族や仲間達とで賑わいました。
事業の感想
日本国中が冷蔵庫に入った様な真冬の寒さの1月11日(土)に訪問しました。
展示会場は、恒例となっている広島県民文化センター地下展示場の3室を使用し、上下2段に美しく展示されており、書に親しまれてきたことを思わせる練度の高い、充実した作品が数多く出展されていました。
総出展数は756点と昨年より183点増加し、「親子展」の作品も80点、また仮名作品では表具に凝ったものなども見られとても多彩です。
当日は天候にも恵まれ、午前中からたくさんの方が会場に訪れてこられました。
出品者最高年齢101歳の作品は、力強く迫力がありとても魅了されました。
「親子展」の作品では、2歳のお孫さんが筆で書いた形がぞうさんに見えたことから、おばあちゃんが「ぞうさん」の歌をしたためたものです。
他にも夏休みにお孫さんが半紙に書いた作品と、祖父母の作品を合わせたもの、またご夫婦合作の作品などなど、家族の記録として微笑ましい作品が並び、ご家族連れで記念写真を撮られている様子が窺われました。
中央ロビーに設えられた「街なか書道体験」コーナーには、たまたま訪れたと云う大学生3人が般若心経を書き始めました。
「細い線がやばい」と一生懸命、すると書いている姿に引き寄せられて、周りの方々が声を掛けます「若いのにええがぁに書きょうるじゃないね」「ほんまよ、たいしたもんじゃ集中しとるのぉ」と周りに励まされて「ここまで書いたら最後まで頑張ろう!」と3人が各々時間をかけて最後まで書き上げて行きました。
午後からも会場には切れ目なく来場者が訪れ、2日間の合計で1,259人を数え、「街なか書道体験」は約70人の参加者があったとのこと。
極寒の中、ご高覧頂きました多くの方々に厚く御礼申し上げますと共に、広島シルバー展を企画・運営してくださったスタッフの方々に感謝申し上げます。
(福祉生涯学習部委員 岡西克典)