講演会・講習会

第18回 手書き文字ばんざい!開催

第18回「手書き文字ばんざい!」
文字・活字文化の日 記念イベント

日時
令和4年10月15日(土)
会場
大阪マーチャンダイズマート(OMMビル)2階展示ホールC
対象
小学生から一般まで(参加無料・要事前申込)
主催
公益社団法人日本書芸院 読売新聞社
後援
文部科学省 大阪府教育委員会 大阪市教育委員会 読売テレビ
協賛
㈱あかしや ㈱呉竹 ㈱サクラクレパス ゼブラ㈱ ㈱トンボ鉛筆 ぺんてる㈱ ㈱墨運堂 (50音順)

 

 平成17年に、「文字・活字文化振興法」が成立し、10月27日が「文字・活字文化の日」に制定されたことを記念して始まり、例年大きな反響をいただいているこのイベント。新型コロナウイルス感染症の影響で、やむなく2年間中止が続いていましたが、ようやく今年は開催できることになり、約200名の方々が参加してくださいました。

 

森岡郁恵 一科審査会員

 まずは、森岡郁恵・日本書芸院一科審査会員(日本書芸院展魁星作家)の大作揮毫でスタートしました。参加者たちが見守る中、「未来をつくる」と力強く書かれた作品は会場正面、特設パネルにに展示されました。揮毫後、森岡さんはインタビューで「色々なことにチャレンジして、笑顔いっぱいの未来をつくってほしい。習字は続けることで楽しさがわかるので、子どもたちには、長く続けて楽しんでほしい」とお話されました。

 続いて、三村竜太郎・読売新聞大阪本社執行役員事業本部長と担当部長の木村通子・日本書芸院常務理事から挨拶がありました。

 

《今回のテーマは「笑顔かがやく明日へ」》

 主催者幹部の挨拶の後は、恒例の色紙作品の揮毫です。今回のテーマに合わせて、『光』『明』『笑』『楽』『幸』『喜』の字を楷書や篆書、仮名など、様々な書体で書き上げました。みんなで楽しく筆で文字を書き、何度も練習を重ねた中から清書の作品を一点選び、印を押してもらいました。作品は、その場で特設パネルに展示しました。

 

 今回のもう1つのテーマは、「絵馬の作成」です。今回のテーマ「笑顔かがやく明日へ」から心に浮かんだ言葉や文字を、カラフル絵具を使って色とりどりに工夫して取り組みました。「ありがとう」「希望」「未来へ進め」など明るい言葉を自由に表現し、完成させた絵馬作品にも印を押して持ち帰りました。

 

 色紙や絵馬を書き終えた人は真っ白な特大パネルが用意された寄せ書きコーナーへ移動し、好きな言葉や文字を、墨や絵の具、クレヨンやマジックなど様々な道具を使ってカラフルに書き、楽しく自由に元気よく取り組みました。

 

 続いて、第17回全日本小学生・中学生書道紙上展および第27回全日本高校・大学生書道展優秀者による席上揮毫が行われました。小学1年生から中学3年生までの9名と、高校生1名、大学生3名の計13名は大勢に見守られるなか、集中して一字一字丁寧に、見事に書き上げ、参加者の盛大な拍手に包まれました。これらの作品も会場内の大きなパネルに展示されました。

 

席上揮毫者
松丸 祐大
京都府宇治市立菟道小学校1年
下山 皐
兵庫県播磨町市立播磨南小学校2年
梅木 優菜
大阪府八尾市立用和小学校3年
森本 結子
奈良県香芝市立旭ヶ丘小学校4年
真鍋 颯琉
香川県三豊市立松崎小学校5年
井辺 美莉
和歌山県岩出市立山崎北小学校6年
靏谷 咲良
和歌山県橋本市立隅田中学校1年
伊東 亜里紗
三重県私立皇學館中学校2年
二文字 沙織
岡山県岡山市立富山中学校3年
森元 陽莉
岡山県明誠学院高等学校2年
竹永 彩由美
京都橘大学3年
山崎 清舟
神戸大学大学院1年
小笹 悟
京都府立医科大学6年  

 

 

 楽しい時間もあっという間に過ぎ、最後に担当部長の野田杏苑・日本書芸院常務理事の閉会の挨拶で終了しました。

 なおこのイベントの模様は、10月27日(木)〈文字・活字文化の日〉に読売新聞紙上夕刊にて発表予定です。

 

 

 

~文字・活字文化振興法~
国民が本や新聞など活字に親しみやすい環境の整備を図ることを目的とする文字・活字文化振興法案が、平成17年7月22日の参院本会議で、可決・成立。
文字・活字文化振興への理解を深めるため、読売週間初日の10月27日「文字・活字文化の日」と制定した。

 


大作揮毫作品「未来をつくる」


三村竜太郎
読売新聞大阪本社執行役員事業本部長


木村通子 日本書芸院常務理事


野田杏苑 日本書芸院常務理事